津軽へいこう

この年の夏も、数日間の休みが頂けます。昨年のこの時期は家内と鳥海山や笹川流れを廻ってきました。今年はどうしようか。

津軽を訪ねようと思ってます。
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僕は津軽地方を廻ったことがありません。学生時代、五能線に乗って深浦に行ったことはありますが、十二湖散策のあとは十和田湖へ行ってしまいました。車では14年前に青森へ行ったことがありますが、そのときも青森市の東側の南部しか行ってません。

前から行ってみたいと思ってました。津軽富士に太宰の故郷、階段国道と竜飛崎。

今年の夏に行こうと決めた決定打はふたつ。一つ目、1,000円への高速料金割引は、来年の夏までやってる保証はないこと。川口-青森間は通常料金で13,500円。高速料金が安いうちに遠くへ行っておきたい。そして二つ目、先日テレビで見た十三湖のしじみがどうしても食べたい。

天気がちょっと心配ですが、北へ向けて出発することにします。
09:24 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東北道、序章

長距離ドライブにしてはいつもと違う始まり。その日、朝起きたのは部活に出掛ける子供に起こされて。それから家内は子供をおくり出して家の掃除とドライブの準備。僕はガソリンスタンドに車をもっていき、給油と車内清掃。5分100円のコイン掃除機で埃とか汚れを吸い取ります。ちょっと体を動かしただけで大量の汗。この日も高い温度と湿度。

準備万端整って、家を出たのはちょうど正午。まずは横浜でお盆の墓参り。それからお袋も乗せて北へ向けて走り出しました。時間はお昼を過ぎてますが、家内もお袋も昼食はいらないと云います。コンビニでおにぎりとお茶を調達し、花之木から首都高狩場線に入りました。
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首都高に入ってすぐの電光掲示板、子安あたりで事故渋滞。石川町JCTは直進して湾岸線を北上します。都内に入り大井料金所からは連絡道路を使い1号羽田線へ入ります。
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やっぱり首都高を走るなら都心環状線。アップダウンとカーブと車線間の橋脚。江戸橋JCTは右方向へ進み、箱崎・両国・向島。花之木ICから50分、渋滞なしで川口JCTまでやってきました。JCTの真ん中にある東北道ゼロkmポストを14時7分に通過。いよいよ東北縦貫北上の旅の始まりです。
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東北道に入るとすぐに浦和本線料金所。通過するとすぐに「この先事故 走行注意」の電光掲示板が。
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快調に走りだして数分後、路肩に救急車を見つけました。ワインレッドの新車のバイクが見るも無残な姿になって横たわってます。そして、真っ白なシーツに包まれた担架が救急車へ入るところ。そこを通過する瞬間、真っ赤に染まったアスファルトを見たような気がしました。

14時30分、最初の休憩は羽生PAです。車を降りるとものすごい温度と湿度。横須賀なんかまだまだ涼しいと思います。新しくなったPA施設に入ると爽やかな空気。汗が急速に引いていきます。
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羽生PAを出発するとすぐにこの表示。盛岡までは460Km。目的の青森はもっと先。
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高速道路の走行時間は巡航速度に依存せず、休憩時間と渋滞によって決まります。渋滞はないと思いますが、ひとりじゃないので休憩時間は読めません。青森には今日中に到着できるでしょうか。
23:39 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東北道、快走

ほんとうは、佐野SAでラーメンを食べようと思ってました。でも1時間ほど前に、みんなでおにぎりを数個ずつ食べたので空腹ではありません。残念ですが通過します。

川口JCTから約1時間、もうすぐ宇都宮を通過します。川口-宇都宮は100kmとちょっとなので、平均100km/hで走りました。ちょっと休憩もあったので、巡航速度はもう少し高いかも。宇都宮ICの先は片側2車線です。
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この電光掲示板に驚きました。この先に渋滞があるとのこと。これだけ交通量が少なく快走してるのに納得いきません。それも郡山-二本松間で14kmだって。事故でもあったのでしょうか。
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15時42分、さっきあった同じような距離表示から100km走りました。56分で走ったので、距離が正確だったら巡航速度は107km/hとなります。まあそんなもんでしょうか。
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15時45分、那須高原SAで本日2回目の休憩です。夕方の高原とはいえ、ここも気温は30℃超。それに蝉の大合唱がさらに暑さを煽ります。
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家内とお袋は焼き魚を1本ずつ買って食べました。鮎と山女で食べ比べたら、鮎の方が苦味があって美味しかったとか。この魚はどこで獲れたものでしょう、近くだったら阿武隈川、それとも那珂川? でも良く考えたら養殖ですね。

それからふたりはソフトクリーム。味は濃厚だったそうです。
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結局那須高原SAの滞在時間は、30分ほどになりました。
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本線に戻り、北関東の田園地帯を快走します。本当にこの先渋滞はあるのでしょうか。
10:21 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東北道、渋滞

那須高原SAを出発して数分後、白河ICを過ぎたところでの電光掲示板、須賀川から渋滞25kmだそうです。その渋滞は休憩中に発達してしまいました。ハイウェイラジオでは自然渋滞だと云ってます。

その渋滞はちょうど須賀川ICから始まりました。走ったり止まったり。ちょっとずつ進みます。さっきの同じような看板から60km走りました。この間1時間40分。休憩を挟んだとはいえ、ガクッとペースが落ちました。
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郡山JCTを過ぎても渋滞は延々と続きます。
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二本松ICを過ぎると一旦流れ出しましたが、ハイウェイラジオで「246キロポスト付近を先頭に・・・」と云ってます。そしてまた滞ってきました。

このあたりがその渋滞の先頭付近と云われてたあたり。
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長い下り坂の下の左カーブで、そこから上り勾配。これが渋滞の原因のようです。左側に木が生い茂り視界を悪くしてるのも、かなり影響してると思います。

そこを通過しても渋滞は終わりません。そのちょっと先、東北道に入って最初のトンネル、福島トンネルが先頭か。
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福島トンネルを貫けて下り坂になっても渋滞は終わりません。一体どこまで混んでるのでしょう。そのトンネルを先頭に上り線も大渋滞。
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結局、福島飯坂ICまで滞ってました。その後は次第のペースが戻ってきます。この間、約1時間45分。距離にして70km。普通に走れば45分ほどなので、実質ロスタイムは1時間。でもそれ以上に感じる渋滞でした。
11:08 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東北道、空腹

川口JCTから約4時間、距離にして約275km。国見ICを通過しました。ここで東北新幹線の下を通り、仙台はもうすぐです。
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那須高原から約2時間、ここ国見SAで三回目の休憩です。お腹が空いてきたので何か食べようと思ってました。が、普通車駐車場は満車の上、長い待ち行列。諦めて、次のSAにしようと大型車駐車場方面に直進したところ、普通車駐車場を見ると結構空いてます。どうも、警備員さんの連携が取れてないようです。ちょっとだけ空いている大型車の駐車場に停めさせてもらってトイレに行き、すぐに本線に戻りました。
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走り出すと周りは急速に暗くなります。家内はお腹が空いたと云ってます。「そうだ。前沢で牛肉食べようよ。」と、まさか160kmも先とは知らずに僕が云いました。

仙台近郊になるとアップダウンとコーナーが続きます。暗いなか、前の車のテールランプを見ながら走ってると登ってるのか降ってるのか分からなくなります。方向感覚も同様で、今方向は西なのか東なのか分かりません。こういう平衡感覚を喪失した状態を空間識失調、別名バーティゴといい、航空業界では事故の原因のひとつとされています。仙台付近のこの区間も事故が多いと聞きます。車にも、飛行機のような昇降計や姿勢指示器などが必要ではないでしょうか。

仙台南・仙台宮城・泉と通過していくと交通量がだんだん減っていきます。そしてアップダウンとカーブの連続する区間は終わり、走り易くなりました。

国見から約1時間半、20時ちょっと前に前沢SAに到着。あとで地図で見てびっくり。前沢は仙台と盛岡のほぼ中間。もっと仙台の近くかと思ってました。お陰でお腹が空きました。

20時ちょうどで、牛肉の串焼き屋さんは営業終了。SA内の軽食コーナーで夕食を頂きます。
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家内は前沢牛の牛タン丼。お袋は牛タンラーメン。
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僕は普通のラーメン。昨日の夕食が焼き肉だったので、別に肉は要らないと思いました。
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前沢牛は殊のほか美味しかったそうです。多分、気のせいだと思います。

眠くなるので満腹にはしませんが、お腹が落ち着き前沢SAを出発します。ガソリンが残り少なくなってましたが、軽く「次でいいや」と思い本線に戻りました。車も満腹にしとくべきでした。
11:53 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東北道、終点

前沢SAを出発して本線に戻った時、燃料計はまだふた目盛りありました。まだ先にスタンドはあるので、給油には困らないと思います。

秋田道との分岐の北上JCT、釜石道との分岐の花巻JCTと順調に走り、紫波SAを通過。ちょうどそのとき、燃料計がひと目盛りとなり点滅が始まりました。家内に地図を見てもらい、次の岩手山SAまでの距離を調べてもらうと50kmほど。「まだ6リッターあるから大丈夫」とそのときは思いました。

盛岡ICで一旦おりて給油しようかとも一瞬思いましたが、直進。すると、燃料計の点滅がハイスピードに。残り4リッターを切りました。計算上では岩手山SAまで十分もつはずですが、良く考えると、燃料タンク全てのガソリンを使い切る設計になってるとは限りません。だんだん不安になってきました。

念のためエアコンを切ります。車の中は沈黙。今ガス欠でエンジンが止まっても何ら不思議ではありません。

それから15分ほど、「岩手山SA 3km」の表示が。何とかもちそうです。

川口JCTから537km、時間にして約7時間半、21時30分に岩手山SAに入ります。まずはトイレへ。そしてスタンドで給油。40リッター入りました。残りわずか2リッター。東北道ではここ岩手山SAが最後の給油ポイント。この先、八戸・青森までガソリンスタンドはありません。
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岩手山SAを出発すると、前後に車はいません。真っ暗の中を北へ走ります。安代JCTで、東北道は八戸道と分かれます。ここはまるで八戸道が本線のよう。青森方面は左へ高速を降りるように曲がります。それからいくつかのトンネルを越え、花輪SAを通過。そして十和田ICも通過。とうとう青森県に近づいてきました。

そのころから雨が降り出し、路面はウェット。坂梨トンネルという長いトンネルから出ると大粒の雨。このころ、急激に眠くなってきました。道路脇の衝突防止灯の黄色いランプの規則的な点滅が、さらに眠気を誘います。

碇ヶ関ICの次のPA、阿闍羅(あじゃら)というところに入りました。しかしここはトイレしかないPA。しかも雨。洗面所で顔を洗い、煙草を吸って車に戻りました。


川口JCTから680km、時間にして9時間掛かり23時10分、青森ICに到着。
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何とか今日中に到着しました。料金は1,600円。走り甲斐のある1,600円でした。

いつしか雨はあがり、国道7号線のバイパスを走ります。地図を見ながら途中を右折して細い道を走っていくと、奥羽本線津軽新城の駅前。警報機が鳴りだし、最終電車が通っていきました。
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目指す健康ランドはそこからすぐでした。23時30分に到着。横須賀をスタートしてからちょうど777km。朝までここで仮眠します。
13:18 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東北新幹線、新青森駅

昨夜遅くに到着し、仮眠させてもらった健康ランドを出ると、目の前に新しい構造物がありました。東北新幹線の青森延伸です。たしか、もうすぐ開通のはずです、早速高架橋を辿り新青森駅に行ってみます。

駅舎は既に完成してるようですが、周りはまだまだ。整地はされてますが土木工事はこれからです。それに駅舎以外の建物がまだひとつもありません。駅からちょっと離れるとそこは一戸建ての住宅地。どういう人が何の目的でこういう家を買うのでしょう。投機目的?
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新青森駅の北側に目をやると、架線は既に張られ試験運転なども始まってるかもしれません。でも鉄道施設以外の構造物は何もなし。
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ここがその線路の先端。本線はここで終わってますが、橋脚が先までできてます。延長工事が計画されてるようです。そして、側線が先まで伸びてます。これは将来の北海道新幹線に備えて、在来線の津軽線まで繋がってるのではないでしょうか。
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先を追っかけていくと、その線路は高架から地上に降りていき、大きな長い建物に入っていきました。ここは車両整備工場だと思います。でもそこは津軽線のすぐそば。新幹線と津軽線が繋がってるところは確認できませんでした。
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新青森駅の新幹線開業は、今年の12月4日とのこと。新青森-東京間か何と3時間10分。昨日走ってきた東北道の交通量から考えて、ここまでフル規格の新幹線を伸ばしたことに疑問を感じます。
00:25 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

青森駅前

新青森駅から国道7号線に戻り、青森駅前に向かいます。青森駅前市場へ行ったら美味しい新鮮な海産物で朝食を食べさせてくれるお店があるでしょう。

青森駅のそばの駐車場に車を停めて、ちょっと歩くと線路を跨ぐ歩道橋がありました。早速登ってみると、その橋の上から青森駅が一望できました。この駅の先は波止場。地上の線路はここで終わり、昔その線路は青函連絡船の船内につながってました。連絡船がなくなった今、本当に終点の駅になってます。
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ちょうど、青森駅に到着する特急電車がやってきました。「特急 かもしか」です。この特急電車は、青森-秋田間を走ってるそうです。
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歩道橋をおりて、一旦駅舎の北側へ行ってみます。1番線ホームに停まってる電車は「特急 つがる」八戸行きで、八戸駅で東北新幹線に接続してる特急電車です。
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昔僕が、青函連絡船で北海道に行ってたころ、東北新幹線に接続してる青森発の特急は「はつかり」盛岡行きでした。当時、早朝に札幌駅をたち、「ディーゼル特急北斗」で函館へ。連絡船を乗りついで、夕方青森駅へ到着すると、盛岡行き「特急はつかり」が待ってます。この特急は、盛岡で大宮行きの最終新幹線「やまびこ」に接続してました。

そのもっと昔、「特急はつかり」は、上野-青森間を8時間ほどで結ぶ特急電車。そのなかの、夕方16時ジャストに上野駅13番線を発車する「はつかり5号」は、列車番号「1M」の東北本線一番の優等列車。これは札幌までの最速の乗継ぎで、翌日の9時前には札幌駅に到着できました。

昔話はどうでもいいですが、お腹が空きました。青森駅前市場へ行ってみます。この市場は朝5時からやってますが、今は8時半。時間が中途半端だからか、どことなく活気がありません。14年前に来た時は、ホタテの試食を勧めるお店ばかりでしたが。
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あまり活気のないその市場を出て、ちょっと歩くと八百屋さんがいっぱい集まってる地区がありました。そこで美味しそうな大蒜を見つけました。これです。
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これだけ大粒の大蒜は、そうお目に掛かれるものではありません。これで2,100円。絶対安いと思います。青森県内の大蒜の産地では有名なところで採れたものらしいですが、八百屋のオジサンの訛りがつよく、どこだか良くわかりませんでした。

青森駅前をけっこう歩き回って、決めたお店はここです。お店には青森弁で良くしゃべるオジサンがひとり。お勧めを色々説明してくれます。
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注文したのはこれ。僕は刺身定食、家内はホタテ・うに・イクラの三色丼、お袋は海鮮丼ミニ。どれも新鮮な美味しい海の幸がてんこ盛り。僕はおかずの多さにご飯が足りず、お代りもしました。
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夏のこの時期、青森で最も美味しいのは、やはり陸奥湾で採れた「ホタテ」でしょう。醤油を付けず、山葵をちょっと付けて食べてみます。臭みのない、美味しい甘みが口いっぱい広がります。

腹いっぱい食べて3人分で5,700円。値も張りましたが、十分満足できる朝食でした。

お店のオジサンが云ってました。新青森駅の新幹線開業は、この地区にとって深刻な問題とのこと。今は、青森駅に電車が到着するので、少なからず駅前を歩きまわる観光客がいますが、もうすぐ新幹線の開業する新青森駅前には何もありません。そこは観光客にとって、単なる新幹線からバスやレンタカーへの乗り換え場所に過ぎません。かといって、わざわざ在来線の青森駅まで足を運ぶ観光客も少ないでしょう。

この店のオジサンも見切りをつけて、お店を弘前へ遷すそうです。

青森駅と新青森駅、共に刺激し合って発展していくことを、祈ります。
23:07 | '10.08津軽 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑