しらびそ峠へ行く (富士の裾野をぬけて中央道)

大型連休前半の4月最後の日、あまりにも天気がいいので会社を休んで、走りに出かけました。行先は、去年R152を走ったとき、行けなかった「しらびそ」です。

時刻は3時半、真っ暗です。暖気運転中にいつものようにタイヤをチェックしてから走り出します。三日月を見ながら三浦半島を横断し、逗子から箱根口まで海岸沿いを走ります。去年の台風で被災してから半年ほど、対面通行だった西湘BPの復旧工事が完了してました。家から1時間で箱根湯本を通過です。やっと空は、黒から濃紺になってきました。
IMG_6084.jpg

箱根の登坂に入って前後とも走ってる車はいません。対向車もまれにしかきません。ギアを5速に入れたままどこまで登れるか試してみました。図太いトルク感を味わいながら箱根路を登っていきます。大平台のヘアピンも余裕で通りぬけます。宮の下から先の箱根裏街道も順調です。結局、頂上の乙女トンネルまで、ギアを落とさずに走ることができました。

IMG_6085.jpgトンネルを抜けて静岡県側へでると、富士山がお出迎えです。夜明け前の富士山は澄んだ空気のなか、足元を靄に覆われてとりわけ神々しく見えます。御殿場市街へ坂道を下っていくと、その靄の中に入っていきました。

R138とr246との交差点にある吉野家で朝ご飯です。焼魚定食に玉子つき、ご飯は大盛りです。しめて480円。最近、朝は豚丼や牛丼より定食が好みです。
IMG_6086.jpg


IMG_6088.jpg満腹になったので、先を急ぎます。R138を登っていきますが、道はすいているので須走からの有料道路には入りません。籠坂峠を越えて山中湖畔に出ました。すると、靄に隠れてた富士山が突然現れました。

IMG_6090.jpg山中湖畔を過ぎたころがこの日一番寒かった時間です。表示板によると「3℃」でした。富士急ハイランドの脇を通り抜け、樹海のなかの道を行きます。そして、ここ精進湖で右折します。湖の向こう側は朝靄が地面を覆ってます。行ってみると、靄の中は真っ白でした。

朝靄は、上九一色に通じるトンネルを越えると消えており、快晴に戻りました。そして、もう1本長いトンネルを抜けて、甲府盆地に降りていきます。盆地の淵に中央道の甲府南ICはあります。ここから中央道を走ります。
IMG_6091.jpg

中央道にのって最初の施設、双葉SAに入り休憩です。時間は丁度7時。朝日のあたるベンチに座り暖をとります。富士山麓の早朝は寒かった。そこから先、道は空いてますが路面が良くありません。バイクで走ると特にそう感じます。早く補修してほしいと思うのは、僕だけではないと思います。

中央道は諏訪ICでおります。通勤割引の800円。これから山道に入るのでスタンドを探しましたがセルフがありません。普通のスタンドで9リッター入れてもらいました。(@132円)

そしてここからR152です。南アルプスの山の中へ入っていきます。 ・・・・続く

19:36 | '08.05しらびそ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

しらびそ峠へ行く(杖突峠から分杭峠へ)

IMG_6092.jpg中央道を諏訪ICでおり、給油してから山道に入っていきます。静岡糸魚川構造線に沿って走るR152です。時間はまだ8時。交通量は僕以外ほぼゼロ。杖突峠に向かって登るワインディングを気持ちよく走ります。快晴の空の下、新緑と桜が鮮やかです。

IMG_6093.jpg頂上の杖突峠に到着しました。無人ですが有料(100円)の展望台にあがってみます。中央道と諏訪の町並み、そして霧が峰方面の山々が見渡せます。天気は快晴ですが、春霞とでも云うのでしょうか、視界は良好とはいえません。遠くの山々が霞んで見えます。

IMG_6094.jpgここから高遠まではくだり坂です。春の山里の風景の中を快走します。途中で前にひょっこり現われた地元の軽トラの後ろを走ります。この軽トラ、70Km/hぐらいで走ってるので無理に追越す必要もありません。日射しがかなり強くなってきました。新緑が益々眩しく輝くようになってきました。

IMG_6095.jpg高遠の市街と、遠くの木曽駒ケ岳方面を望む花の丘公園で休憩です。斜面に沿ったパターゴルフ場みたいなところに、桜の木がたくさん植わっておりピンクや白の花が満開です。僕以外には観光客が数組、新緑と桜を楽しんでました。

IMG_6100.jpg高遠からは、高遠湖・美和湖と、湖に沿って走ります。暫くいくと、湖は小川になり谷も狭くなってきました。右の上の方にあるガードレールがR152ですが、ちょっと谷の中央の田舎道を走ってみました。まさにここは断層の上だと思います。そしてこの断層は分杭峠へと続いていきます。

IMG_6104.jpgそして、頂上の分杭峠へやってきました。この付近に、磁場がないところがあるそうで、そこまで行ってみました。
IMG_6107.jpg

この立て看板から歩いてすぐのところに、その場所はありました。熟年の方々が日向ぼっこでもするように、「気」を浴びてます。
IMG_6102.jpg

ここは大断層の上で、岩盤というかプレートというかそのひずみで磁気が発生し、それが地磁気と相殺されて「ゼロ磁場」になっている、というのは何となく理解できます。が、風水でいう「気」と、どう関連しているのか良く分かりません。そこに説明文もあり、よく読んでみましたが、僕は理解できませんでした。

いろいろ考えながら、分杭峠をあとにしました。 ・・・・続く
13:07 | '08.05しらびそ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

しらびそ峠へ行く(天空の園)

IMG_6108.jpg分杭峠から南へ坂道をくだると、すぐに小さな谷に沿って走ることになります。真南へ一直線に続く断層の谷です。そしてその谷は次第に広がっていきます。同様に谷の中心を流れる小川は、いくつもの沢からの流れを吸収し、しだいに大きな川へと成長していきます。大鹿村役場を過ぎると、いつのまにか川の流れる方向が変わりR152は上流に向かってました。

暫く広い谷を進みますが、南アルプスの山々を望む橋を渡ると再び谷は狭くなっていきます。残念ながら、今回も中央構造線博物館には気付かず素通りしてしまいました。それからR152は川原を走るような道になり、川幅がなくなったところから突然山道に変わり、そのつづら折の坂道を登っていくと、R152は突然終わってました。

地蔵峠です。R152はここから数キロの区間、未開通です。道はここから蛇洞林道となります。そしてここは、しらびそ峠への入口でもあります。
IMG_6109.jpg

樹木に覆われた舗装林道を登っていくと、時折木と木の間から飯田方面の新緑の山が見えます。そして、「しらびそ峠左折 R152方面右折」と表示のある分岐点に到着しました。昨年ここを通ったとき、しらびそ峠へ行こうかどうか迷ったものです。今日は迷わずしらびそ峠を目指します。

坂道の勾配はさらにきつくなり、標高もどんどん上がっていきます。しばらくいくと、前方のかなり標高の高いところに赤い屋根の建物が見えてきました。しらびそ高原にあるホテルハイランドしらびそです。そしてその十数分後、突然「しらびそ峠」が目の前に現われました。

IMG_6110.jpg山頂に残雪を頂く南アルプスの山々が突然目に飛び込んできました。南アルプスの懐の深さをひしひしと感じる眺めです。
しらびそ峠は、ハイランドしらびそへ向かう登坂が尾根に出たところにあり、尾根の反対側へくだる通行禁止の林道との分岐点でした。

そして、しらびそ峠からすぐのところにハイランドしらびそがあります。360度絶景が見渡せる天空の園に、その建物はあります。
IMG_6117.jpg


IMG_6114.jpg建物の脇にバイクを停めて、残雪をよけながら南アルプスを見渡せる高台へ行きました。
まるで、南アルプスを空中からみているような、雄大な景色が広がります。しばらくベンチに座り、南アルプスの山並みを眺めてました。

時間は丁度11時。ハイランドしらびそのレストランでラーメンを戴きます。700円。味はけしてまずくはありませんが、まあ、こんなもんでしょう。食べながら見渡せる山並みが、いい薬味です。
IMG_6120.jpg


そしてここには、展望風呂があります。500円。食後、早速入りました。貸切でした。ここは最高です。熱い湯船のなかから、先ほどみた山並みと同じものが見渡せます。ただ、ゴロッと横になれる休憩施設が無いことだけが残念でした。
IMG_6122.jpg

そして12時半、ハイランドしらびそをあとにします。登ってきた道と別の道があるとのこと。しかも、隕石が落ちたところを通る道だというので、早速いってみます。しばらく山並みを見ながら坂をくだっていくと、ありました。そこに設置してあった案内板と、隕石でできたといわれるクレーターです。
IMG_6123.jpgIMG_6124.jpg


これからしらびそ高原をおりますが、今度は家族を連れて車できたいところです。 ・・・・続く
16:52 | '08.05しらびそ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

しらびそ峠へ行く(兵越峠・山住峠から帰路へ)

「しらびそ」の高地から坂をくだりはじめると、既に帰り道です。急坂をくだってると、どこまでも落ちていくようです。そのうちに、斜面にへばり付くようなしっかり根付いてるような集落がいくつかありました。(申し訳ありませんが、僕が写す写真ではそれを伝えられません。)住んでいる家の土地を除き、殆どが急斜面です。よく生活できると思います。もしかすると、標高の高い南に面した斜面は、平地より農作物がよく育つのかもしれません。

30分以上かかって、ようやくR152まで降りてきました、天空の「しらびそ」は流れる空気がひんやりしてましたが、ここはもう夏の空気です。当たり前ですが、標高差100mで気温は0.6℃の差があります。

そして、道の駅「遠山郷」で休憩です。煙草休憩です。ここはどちらかというと、「道の駅」というより「日帰り温泉施設」を中心とした駐車場です。普通の道の駅とはちょっと違います。
IMG_6126.jpg

そして再びR152が未開通のとろにきました。R152の青崩峠は遊歩道になってるようです。ここからはヒョー越林道になります。山の斜面に沿った樹木の中を再び登り始めます。景色はあまりよくありません。
IMG_6127.jpg

頂上の兵越峠も樹木に囲まれたところです。道はここから静岡県となり下り坂です。小さな沢に沿ってまっすぐにおりていきます。この真下も多分断層でしょう。

IMG_6129.jpgしばらく走っていると突然道は広くなり、まるで高速道路のようです。そして長いトンネルに入りました。草木トンネルです。トンネルを出るとインターチェンジのような構造物があります。一般国道も未開通なところにこれほど立派なトンネルと高架橋を造る理由が、通りすがりの僕には分りません。

水窪市街を通り抜けます。水窪の駅で休憩しようと思いましたが、駅は市街と川を隔てた対岸にあるようで、バイクでは行けそうもありません。R152をはなれ水窪の隣の向市場駅へ寄ってみました。当然無人駅です。まわりに人家はたくさんありますが何もない駅です。
IMG_6131.jpg


IMG_6133.jpgここからは、県道を山住峠へ向けて登っていきます。最初は狭い美しい渓谷でした。高千穂にきたような錯覚を起こします。それから普通の川の流れに沿った道となり、山道へと変わっていきます。

そして頂上の山住峠に到着です。ここは山住神社の境内のようです。眺めの良い駐車場も参拝者用になってました。

この峠は天竜スーパー林道と交差する四つ角になってます。左へ行くと水窪湖方面、直進は山をくだって谷沿いを天竜へいくルート、右は山の尾根づたいに天竜へ行く道です。直進するルートが通行止めなので、僕は右折して天竜スーパー林道を行きます。

林の中を行く快適な道です。標高も高いため先ほどの暑さもありません。時折、左右に下界の景色が広がります。
IMG_6135.jpg

時折、先行する自家用車に会いますが、どの車も先を譲ってくれます。僕はお礼の印にハザードをつけて抜いていきます。

僕はR362に降りたかったのですが、この林道は支線がたくさんあり道を間違えてしまいました。分岐点毎で地図を確認すれば良かったのですが、折角抜かせてくれた車に再び抜かされるのは申し訳なく、感をたよりに走ったからです。

すると突然、立派な神社の前にでました。秋葉神社です。こんな標高の高いところに立派な神社は驚きです。桜の木と比較すると分ると思いますが、この鳥居と狛犬は巨大です。ここの案内図で、道を間違えたところが分りました。戻るのも大変なので、R152に出ることにします。
IMG_6137.jpg

R152におりてみると秋葉ダムのそばでした。天竜二俣を右折して天竜川の堤防の上の道を行きます。すると第二東名のすごい構造物が見えてきました。巨大です。
IMG_6140.jpg

天竜川にかかる、東名と第二東名との橋の違いを比べてみると、そのスケールの違いに驚かされます。
IMG_6142.jpgIMG_6138.jpg

そして、R1にやっとでました。ここからは一路東を目指します。まず探すのはガソリンスタンドです。しかし、明日から暫定税率復活のため、スタンドは長蛇の列か売切れのどちらかです。このままでは、多分家までガソリンは持ちません。しばらく走って、やっと空いてるスタンドを見つけ、給油することができました。11リッター入りました。(@128円)

磐田ICから時間短縮のため東名に入ります。でも通勤割引の100Km以内です。
IMG_6143.jpg久しぶりにこのあたりの東名を走りましたが、日本坂トンネルが3本になり、上り線は2ルートあるとは知りませんでした。
そして清水の手前の日本平PAで休憩です。あまりにも綺麗なトイレに驚きました。

予定通り清水で東名をおります。通勤割引で850円。このICはR1と直結してるため使いやすいICです。それにここから始まる富士方面のバイパスは高速とあまりかわりません。しかし、ICを出るとガソリンスタンドを先頭に渋滞です。
IMG_6144.jpg

東海道の名所、さった峠の麓の海岸線です。東名・東海道線・R1が寄り添うように走るところです。時間は既に6時半を過ぎ、夕暮れです。
IMG_6145.jpg

この先もR1は三島までガソリンスタンド渋滞が至るところで見られました。最悪なのは三島のスタンドです。R1が片側1車線になった先での渋滞なので、それが延々沼津市内まで続いてました。

それから箱根新道・西湘BP・R134と走り続け、横須賀についたのは21時をまわってました。近所のセルフスタンドへ行くと、やはり給油待ちの行列が500mほどあり、本日の給油は諦めました。ろくな代替案も出さず暫定税率廃止を訴え、国民と政府を混乱させる政党に、本当に腹がたちます。まあ、政府もだらしないですが。

翌日の朝ガソリンを入れました。15リッターです。(@160円) 今回のツーリング、日帰りとしては過去最長の距離で、走行距離は680km、使ったガソリン35リッター、燃費は19.6km/リッターでした。

「しらびそ」に今度行くときは、秋の紅葉のころに行きたいと思います。
11:51 | '08.05しらびそ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

しらびそ峠へ行く(廃止になった森林鉄道)

しらびその高原で思いがけずトロッコ鉄道を見かけました。可愛いディーゼル機関車とマッチ箱のような客車、そして木材を積んだ貨車です。35年ほど前に廃線となった遠山森林鉄道だそうです。今は役目を終え、この地でひっそりとその面影を後世に残してます。

その昔、天龍の森林資源は無尽蔵といわれたそうです。その資源を運び出すために森林鉄道が敷設されました。戦中・戦後の最盛期には、木材を満載したトロッコがひっきりなしに運行されていたことでしょう。また、今のような舗装道路がなかった時代なので、この鉄道は地元の大切な生活の脚だったことは容易に想像できます。遭難登山者の救助にも活躍したそうです。
IMG_6119.jpg

数年前に屋久島を訪れ、縄文杉へ向かう途中に現役の森林鉄道を目の前で見ました。乗りたくてたまらなかったのを覚えてます。

IMG_6118.jpgこの森林鉄道を、もし今の時代に復活させることができたとしたら、どんな楽しい乗り物になるでしょうか。子供だけでなく、老若男女だれもがワクワク・ウキウキ気分で、トロッコに乗ることができたでしょう。廃線から年月が経ちすぎ、また都会から遠いところなので実現は無理でしょうが。

今度、しらびそへいったとき、できることなら廃線跡を探して歩いてみようと思います。
23:11 | '08.05しらびそ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑