夏の朝の湘南海岸を走る

世間ではお盆休みの終盤です。そんな土曜日の早朝、暗いうちから愛車SC40で横須賀を出発しました。天気予報では関東一円終日曇り、または曇りのち雨。ただし、山梨県だけは曇りときどき晴れ。行き先は山梨方面です。

逗子の渚橋から海岸線を走ります。空は黒から濃紺へしだいに変っており、どうやら早朝は晴れのようです。鎌倉の由比ガ浜では、早くも地下駐車場の開場を待つ車が5台ほど。今日も海岸は賑わいそうです。

稲村ケ崎の切通しを越えると、江の島が見えてきました。遠くには伊豆の山々も見えます。天気予報は、はずれの予感。
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江の島を過ぎたころ、信号待ちで振返ると空は紫からピンクへ変ってきました。朝焼けです。そして前方の空は分刻みで明るさを増していきます。富士山のシルエットも見えるようになりました。どうやら普通の晴れどころか、空気の透き通った快晴のようです。

湘南平の山が見え、花水川橋をわたるとR134はここで終わり。ここから西湘BPです。
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国府津をすぎたあたりで再び富士山が登場。山頂付近は赤く染まってます。見事なご来光だったに違いありません。
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酒匂川を渡ってしばらく海岸線を走ると西湘BPもうすぐ終わりです。
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西湘BPは、2年ほど前から箱根新道の入口まで延長され、大変便利になりました。というか、箱根新道が延長されたのか、はたまた小田原厚木道路の延長か、僕にはこの辺の分担が良く分かりません。

今日は、箱根口で西湘BP?を降り、箱根裏街道から山中湖方面へ行きます。
11:57 | '08.08大弛峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夏の朝の箱根路を走る

西湘BPを箱根口でおりてR1を箱根方面に向かいます。この道R1東海道は、箱根登山鉄道と平行してます。小田原から箱根湯本までの区間は新宿へ直通する小田急の電車ばかりが走ってますが、実際は小田急の線路ではありません。ここは見た目以上にきつい勾配で、ロマンスカーはゆっくりゆっくり走ります。

旧東海道の畑宿方面への分岐を過ぎると、すぐ箱根湯本駅前です。5時は過ぎているので駅は既に営業時間ですが、休日の午後はいつも賑わってる駅前も、今は誰もいません。
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湯本駅前から土産物屋街がしばらく続き、橋を渡ると早川に沿って作られた函嶺洞門です。近年では箱根駅伝で全国的に有名になりました。ここから先の写真は全て拡大します
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そしてここも駅伝中継でよく映る、大平台のヘアピンカーブです。
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大平台から宮の下まではすぐです。ここで僕はR1東海道を離れ、R138箱根裏街道を進みます。この道は、早川の渓流に沿って進む道です。途中の仙石原でちょっと寄り道し、ススキで有名な斜面を見に行きました。ススキはまだ青々としており、その向こうから太陽が昇ってきました。
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逆光でない角度から見るとまるで芝生のようです。秋になるとここは、金色(コンジキ)の野となり、この世のものとは思えない景観を観せてくれます。そして多くの観光客で賑わいます。今秋ここを訪れるなら、やはり早朝をお勧めします。
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R138に戻り、箱根外輪山を貫く乙女トンネルへ続く登り坂を行きます。ヘアピンカーブをひとつ挟んだ、ほとんど直線の登り坂です。そして乙女トンネルを抜けると静岡県。御殿場市街の向こうに富士山が再び現れました。西湘から観た富士山より、かなりデカイです。
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途中、寄り道したにもかかわらず、箱根湯本から御殿場市街まで45分ほど。休日の午後に同じ道を走ったら、倍はかかるでしょう。ここから家へ帰っても十分満足できるほど、好天に恵まれ快走できた夏の朝の箱根路でした。
23:40 | '08.08大弛峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夏の朝のR138を河口湖へ

R138箱根裏街道の乙女トンネルから富士山を観ながら坂を下ったところが御殿場です。ここでいつもの通り朝食です。当然吉野家。今年はこれで3回目、アルバイトのお兄さんの顔も覚えました。今日は朝定でなく牛丼並みと玉子。今日の牛丼はちょっとしょっぱく感じました。
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ここから再び登り坂です。富士山に向かって登っていきます。須走のあたりから花火の打上げのような音が時折響きます。最初は運動会の開催連絡かと思いましたが、そうではないようです。よくよく考えると近くに自衛隊の演習場があります。多分戦車か何かの発砲訓練でしょう。朝早くからご苦労さまです。(けして嫌味ではありません)

そして頂上はここ、籠坂峠。標高は海抜1,000mちょっと。
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峠からすこし坂をくだると標高980mの山中湖畔です。しばらく湖畔を走りますが、R138を北上するので湖は右、富士山は左です。ちょっと遠回りになりますが、山中湖を反時計回りに走った方が良かったかもしれません。湖の向こうに富士山を観ながら快走できます。

ここはR138の山中湖と河口湖の間の樹海の中を走る道です。河口湖は海抜830mほど。走ってると分りにくいですが、ここは下り坂です。この写真は拡大します
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この林の右奥には名水百選で有名な忍野八海があります。ここもいいところです。湧水源の泉はいくつもあります。泉の底から水がフツフツと湧いており、その泉の中を大きな魚が優雅に泳ぎます。泉に手を入れたら底まで届きそうですが、透明度が高いので実際は10m以上はあります。人の少ない静かなとき、溢れ出る透明な泉を観てると、時を忘れることができます。

本日2つめの富士五湖、河口湖です。富士吉田に近く富士急ハイランドなどもあるため、富士五湖の中では一番栄えてる観光地だと思います。
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この夏の快晴の日、ツーリングとしては富士五湖を巡ってもよかったのですが、僕はR138をさらに北へ向かいます。
23:26 | '08.08大弛峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夏の朝の御坂峠

河口湖から北上するR138は御坂みちといい、甲府盆地へ抜ける御坂峠へ続く登り坂となります。国道の峠の頂上は3kmほどの新御坂トンネルという昔は有料道路だったトンネルで、甲府盆地側に料金所があったのを、僕は今でも覚えてます。

今日はそのトンネルの入り口を右折し、旧御坂峠を走ります。

木漏れ日の中の九十九折の道を登っていきます。モザイク模様のように日陰・日向の路面が続くため、カーブではよく路面がみえません。路面を注視して慎重に走ります。そして対向車は全く現れません。この日、この時間、この道は僕の独占です。
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峠の頂上から振り返ると、河口湖の向こうに聳え立つ大きな富士山が望めました。今日観たなかでは最高の富士山でした。この写真は拡大します
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そしてここには300mほどの(旧)御坂トンネルがあります。このトンネルは歴史を感じさせる造りで、旧甲州街道の笹子トンネルの重厚さにも負けません。
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トンネルを抜けると登りと同様、木漏れ日のなかの九十九折の道を下っていきます。そして、新御坂トンネルの出口付近のここで、R138御坂みちと合流します。
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ここからの御坂みちはカーブの少ない長い長い下りです。10km以上続きます。すぐにスピードがついてしまうため、甲府盆地目指して落ちていくように下っていきます。ちょうどあの積乱雲の下が甲府盆地です。
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坂を下ったところは中央道の一宮御坂ICです。ここから勝沼や塩山の果樹園地帯を走り、笛吹川に沿った秩父往還雁坂みち方面へ向かいます。そして日本最高所の車道峠、大弛峠へ向かいます。
23:39 | '08.08大弛峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夏の大弛峠へ続く路

塩山のちょっと先から笛吹川に沿ったR140雁坂みちに入って秩父方面に5分ほど走ると、大弛峠へ向かう林道の入口付近に道の駅はなかげの郷まきおかがあります。雁坂トンネル開通にあわせて完成したであろう、きれいな新しいトンネル2本に挟まれたところにある、小さな道の駅です。
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時間はまだ8時半、ここから山道に入るのでトイレを済ませ、コカコーラで水分補給。それからぶどう畑のなかの坂を登っていきます。道は県道210号線。空は快晴ですが、行く手の山には雲がかかってます。大弛峠は雲の中でなければいいのですが。
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快調に高度をあげていくと、涼しくなっていくのか感じられます。5分ほど走ると県道は終わり、杣口林道となります。林の中を走る林道で展望はあまりありませんが、快適に走ることができる林道です。

道の駅を出発して30分ほど、いったん急な登坂は終わり広々としたところにでてきました。金峰牧場というところです。ここから道は二手に分かれます。一方は大弛峠へ向かう川上牧丘林道、他方はクリスタルラインといわれる林道で、僕は前者の道を行きます。(クリスタルラインは後ほど走るつもりです。)この写真は拡大します
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川上牧丘林道はこんな感じの林道で、山梨県側は完全舗装されてます。峠まではここからまだ10km以上あります。
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走ってる途中で急に展望が開け、正面に高い岩山が見えました。多分、金峰山。この写真も拡大します
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大弛峠まであと3kmの表示を過ぎたころから、勾配はさらに厳しくなりグングン高度が上がって行きます。SC40の水温計も105℃を越え、ラジエターのファンがまわりだしました。僕は涼しくて快適ですが、バイクにとっては厳しい道です。

道の駅から約1時間でここ大弛峠へ到着。ここが峠の頂上で、ここから先は長野県です。標高は2,360mで、車で通れる峠としては日本最高所だそうです。
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この先の長野県側は舗装されておらず、超悪路です。ちょうど10年前、CB400SFで長野県側から登ったことがありますが、オフロード車以外でこの道を走るのはちょっと無謀です。

大弛峠には、30~40台ほどの駐車場と小さなトイレがあります。
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僕がここへ来るのは3回目ですが、いつ来てもここの駐車場は満杯で、路肩駐車が延々長野県側のダートまでも続いてます。殆どが登山客のマイカーだと思います。標高がこれだけ高いので、甲武信岳や金峰山へのアプローチとしては最短で、2,500m級の山にこれほど近くまで乗り入れることのできる場所は数少ないと思います。体力に自信のないハイカーにはお勧めです。

僕も路肩の車の通行の邪魔にならないところにバイクを停めて、これから夢の庭園まで歩いて行ってきます。
19:21 | '08.08大弛峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夢の庭園、その展望

大弛峠から始まる登山道の入口にある表示板です。夢の庭園へは、15分の道のり。
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車道を離れると、すぐに大弛小屋がありますが、今日は営業してないようです。
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小屋の前を通り、小屋の裏側から山を登ります。みちはこのように整備されており、登山靴でなくとも夢の庭園までだったら行くことができます。
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15分ほどで到着してしまう距離なので僕は登山気分を味わうため、ゆっくり登山道を登ります。それでも20分ほどで夢の庭園につきました。
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夢の庭園とは、こんなところです。そこだけ樹木のない石だらけの斜面で、遠くに美しい山々を観ることができる場所です。ここから下の写真はクリックすると全て拡大します
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長野県側を臨むと、川上村へ続くダートの林道が見え、遠くには雲がかかってます。方向的には佐久平方面でしょうか。
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これは正面を見たところ。朝日岳や金峰山の山々です。見てると、雲がひっきりなしに湧いてきてるのが分かります。しばらくすると雲で金峰山は見えなくなりました。
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こっちが山梨県側。手前下の方にはここまで走ってきた九十九折の林道が観え、甲府盆地は雲で隠れてますが、その先には南アルプスの山々が見渡せます。
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山道をちょっと登っただけで、これだけ素晴らしい景色の拝める場所はそうめったにありません。紅葉の時期がBestだと思いますが、下界は晴れていてもここは曇りや霧のことも多く、絶景を拝むことができるかどうかは、運次第です。
22:28 | '08.08大弛峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夏のクリスタルラインを走る

10時半、大弛峠をあとにして峠を下り始めます。本当は長野県側に降りたかったのですが、悪路のためいちど金峰牧場のところまで戻って、クリスタルラインをいくことにします。クリスタルラインとは、いくつかの林道をつなぎ合わせた総称で、牧丘から清里まで続く完全舗装された林道です。

このあたり昔は水晶の産地で、最初は水晶鉱山開発のために作られた林道なのでしょう。そのあと観光開発のためか、完全舗装されてお洒落な名前がつきました。残念ながらクリスタルラインを走ってて、水晶鉱山跡には気付きませんでした。この写真は拡大します
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焼山峠を越えて荒川林道に入ると、最初は2車線の立派な道ですがすぐに狭い舗装林道になります。
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道は狭くなっても、分岐箇所にはかならずこのようなオレンジの表示板があるため迷うことはありません。
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ここは荒川林道の途中にある乙女高原です。ポッカリそこだけ草原がありました。草原のなかを散策をしてる方も何人かいました。この写真は拡大します
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クリスタルラインの大半はこのような道です。林の中をアップダウンしながら走ります。
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途中に見事な岩山がありました。紅葉の時期にくると、見事な景観を臨むことができるでしょう。これも拡大します
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それから観音峠大野山林道に入ると、珍しい形の岩山が見えてきました。みずがき山と云うそうです。この写真もクリックすると拡大します
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みずがき山の先で、僕はクリスタルラインを離れ信州峠に向かいます。信州峠を越えると、そこは長野県川上村。時間はちょうど12時、今日始めて分水嶺を越えて日本海側の流域に入りました。
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大弛峠からここまで1時間半、悪路を下れば半分以下の時間で川上村に来られたでしょうが、クリスタルラインを十分楽しめました。午前中だったためか行きかう車も殆どなく、快適な林道走行でした。

僕は信州へは何度もいってますが、信州峠を通ったのは始めてです。国道や旧街道でなく何故このような地味な峠に「信州」という名がついたのか、不思議です。
08:15 | '08.08大弛峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

川上村、千曲川(信濃川)の源流へ・・・未完

信州峠を越えて長野県に入ると景色はガラッと変ります。山梨県側は急峻な山岳地帯でしたが、こちら側は"高原"という感じで、空気も一段と澄んでるような気がします。

峠から下るとすぐに蕎麦畑・レタス畑の中の一本道になります。規模は違いますが、まるで北海道のよう。この写真は拡大します
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坂を下っていくとT字路になりました。左は再び上り坂となり八ヶ岳方面へ向かう道、右へ行くと千曲川にでます。僕はこれからその千曲川源流を目指します。
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日本最長の信濃川は、新潟から日本海へ流れ出てます。この川を新潟から遡ってくると、新潟平野を縦断するように流れ、長岡を過ぎ越後川口からはJR飯山線と同ルートで長野県に入ります。県境を越えると、信濃川は千曲川と名前を代え、善光寺平(長野市)では松本へ続く犀川と別れます。そこからは信越本線、今で云う長野新幹線に沿って南下し佐久平へ。佐久からはJR小海線に沿ってここ川上村まで遡る大河。

ここ川上村の南端、甲武信ヶ岳の近くに、この千曲川(信濃川)の源流があります。

ちょうどお昼なのでここ、川上村森の交流館に立ち寄りお昼ご飯を食べます。
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ここは川上村の森林や林業に関して紹介している広報施設で、その2Fはレストランになってます。そこでざる蕎麦を戴きました。素朴な蕎麦でした。
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交流館から千曲川に沿って、さらに山奥の方へ向かいます。埼玉県の秩父へ向かう中津川林道方面と別れ、源流まであと9kmとの表示がありました。
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そこからは、延々とレタス畑の中を走ります。こんな道を走ってると、昔読んだことのある島崎藤村の千曲川スケッチを思い出しました。藤村は一時期、信州の小諸で生活し、千曲川スケッチはそのときのことを綴ったエッセイです。藤村は小諸時代にこのような景色の中を旅したのでしょう。その山間の情景は、名作「破戒」にも引き継がれてます。
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しばらく走ると畑として開拓された土地は終わり、舗装路もここまで。その先は白樺の林の中をいく山道になりました。
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そのダートもすぐ終わり、広い駐車場があってそこで車道は終わってました。バイクのエンジンを止めると蝉の声がヘルメットを通してもガンガン響いてます。ちょうどそこは登山道の入口になっており、千曲川源流へはここから3時間ほど登山をしなければいけないようです。
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往復6時間の登山は想定外でした。千曲川源流探検は次の機会に譲ることにします。

来た道を引き返し、山道から狭い平地に出たところで千曲川を眺めます。ここでこれだけ川幅があるのに、バイクで源流のそばまで行けると思った僕が浅はかでした。
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時間は14時を過ぎました。そろそろ温泉に入って帰ることにします。
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