天竜川堤

その日、漠然と南アルプスを一周して帰ってこようと思いました。ETC車載機を予約したばかりなので、高速を走る気はありません。一般道の、かなり長距離ツーリングになると思います。

地図でみると、南アルプスの西側に一直線に伸びる国道152号というのがあります。糸魚川静岡構造線という断層の上を走ってる国道。ところどころで分断されていますが、迂回林道を使えば、南アルプスの西側を縦走できそう。

7:00 横須賀の家をスタート。「どこいくの?」という家内に、「ちょっと、南アルプス一周してくる」というと、「ふーん、いってらっしゃい」との返事。あまり遠くへ行くとは思ってません。いつもの、国道134号線の海沿いの走りからツーリングのスタート。

まだ南アルプスをどっちから廻ろうか、右回りか左回りか決めてません。とりあえず箱根方面へ。走りながら考えました。国道152号線を北から南へ走ると、多分太陽に向って走ることが多くなります。太陽を背にして走ったほうが楽なので、ルートは右回りに決定。このまま東海道を浜松あたりまで走って北へ向い、茅野から国道20号線で帰ることにします。

西湘-新道-沼津BPと順調に走りますが、箱根の山以外は酷暑。横須賀をスタートして2時間半で由比。路肩にバイクを停めて煙草を一服。まだこれから先、国道1号線を100Kmぐらい走らなければいけません。
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静清BPを過ぎて片側2車線となる丸子あたりから掛川の先まで、何とノンストップ。信号は殆どなく、あっても青信号。加えて交通量が少ないので、走りは快適。

掛川BPが終わって袋井BPまでの区間でセルフを見つけ満タンに。袋井BPを走ってると、天竜川手前の右折ポイントがなく、川を渡ってしまいました。浜松市に入ってすぐにユーターン。

天竜川東岸の堤の上の道を北上します。この道も実に快適です。
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12時ちょうど、天竜二俣を通過。ここまで5時間掛かりました。ここから、国道152号線(秋葉街道)です。
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茅野までの距離表示がありません。けっこう遠そうです。

12:00 | '07.08杖突峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

花桃の里

1時間ほど前にバイクはガソリン満タンにしましたが、僕はお腹が空きました。天竜二俣から20分ほど走って、天竜川に沿って走るようになったところで道の駅を見つけました。ここで何か食べましょう。
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ここは比較的小さな道の駅「花桃の里」、ここの軽食コーナーにラーメンはなく、カレーが主のようです。ラーメンがないので、注文は500円のざるそばに。
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普通に美味しい蕎麦でした。

道の駅の前の天竜川は川幅が広く、その上に観光用の人道橋が架かってます。
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この橋は本来鉄道用として建設されたものだそうです。天竜二俣から飯田線の佐久間というあたりまで、天竜川に沿って計画された国鉄佐久間線の橋梁。鉄道建設工事は途中で中断。超赤字を抱えてた国鉄に、赤字経営が見込まれる新線をつくり、運営する余裕はなく中断は再開の見込みのない中止になりました。

13:10 | '07.08杖突峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

秋葉街道

このあたりの国道152号線は「秋葉街道」と云います。全国に400とも800とも云われる秋葉神社の総本山がここ浜松市天竜にあります。信州方面から、その秋葉神社への参道が国道152号線秋葉街道です。

道の駅花桃の里から天竜川を上流方面に向かって走ると、河岸を走るだけでなくトンネルがたくさんあります。国道の改修が進み、蛇行する河岸ではなく直線のトンネルばかり。暫く走ると、天竜川が堰きとめるダムがありました。秋葉ダムです。
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その秋葉ダムで堰きとめられてできた秋葉湖。湖というより河です。
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ここで国道152号線は天竜川とお別れ。国道は支流の水窪川沿いになります。
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国道は片側2車線の道から1.5車線へ狭まり、深い深い谷へ入っていきます。
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突然鉄道のガードが目の前に現れました。JR飯田線です。暫く待ってましたが、飯田線の電車はやってきませんでした。
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このあと国道152号線は水窪市街を通り過ぎ、細い谷に沿った上り坂が続きます。その道は、いつのまにか国道ではなくなりヒョー越林道となります。国道152号線は青崩峠が未開通のため、ここが一つ目の分断箇所。

いつのまにか走ってた林道のピークは兵越峠。そこまでの登り坂は谷に流れる沢に沿った道。それほど急斜面を登る訳ではありません。林のなかのその道はいきなりヘアピンカーブの兵越峠。ここから長野県に入り急坂を下るようになります。

ここまで走って国道152号線はまだ三割ほど。この先、いくつもの峠を越えないと甲州街道まで辿りつけません。今日中に横須賀へ帰りつくことはできるのか。
14:05 | '07.08杖突峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

分杭峠

13時半、兵越峠を通過して静岡県から長野県に入りました。林の中を行く林道はかなり急な下り勾配。木々の間からこれから目指す谷底が見えます。かなり深い谷です。というか知らず知らずのうちにかなり標高が上がったということ。

谷底ちかくまで降りてきて、再び道は国道152号線。その谷底を暫く走ると遠山という大きな集落。その集落を過ぎると再び狭い谷を行く道。並行する川は遠山川。狭い谷の道はそれはど続かず、すぐに広い谷になりました。道幅も広がり1.5車線から完全2車線へ。

その谷が再び狭まってくると、飯田市へ向かう高速道路のような道との分岐があり、そこを真っ直ぐいく国道152号線は行止まりとの表示。ここから再び林道の走行となります。蛇洞林道というそうです。何故かこの辺の木々は枯れてるような茶色。まだ夏なのに、どうしてでしょう。

標高がかなり高くなったところで、しらびそ峠への分岐点。いつしか蛇洞林道は緩い下り坂となりました。前を行くのはマジェスティ。僕に先へ行けと手で合図。すかさず追越しハザード点灯でお礼。林道とはいえ、ほぼ全線舗装されてるので助かります。

そのうち道は再び国道152号線に。ここは「地蔵峠」と云うそうです。でも峠という感じではありません。道は引き続き下り坂。細い川とその川に沿った細い道が延々と続きます。下り坂なので、当然下流に向かって走ります。この辺りは集落どころか人家や畑など全くありません。非常に寂しい地帯を延々と走ります。

久しぶりに人家が現れたところは大鹿村。茅野までの距離表示のある青看板がここでやっと登場。まだ61Km先です。時間は既に15時を過ぎました。長野県に入ってもうすぐ2時間。
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国道と並行する川を良く見ると、いつしか川の上流方向に向かってます。さっきの大鹿村の役場前で右折したとき大きな川を渡りましたが、そこで変わったようです。

一直線に伸びる谷はまたまた狭まり、標高もグングン上がっていきます。正面に高い山がなくなり、急カーブをふたつほどぬけると、視界が開けました。分杭峠というところ。
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久しぶりに眺めのいいところに到着。これから向かう高遠方面の景色を見ながらこれまた久しぶりの一服。
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分杭峠をスタートするとき、さっき道を譲ってくれたマジェがやってきました。ライダーは若いお兄ちゃん。ちょっと挨拶してから、坂を下りはじめます。ヘアピンの急坂を降りるとまたも、谷底の真っ直ぐな道。その谷はいつしか広がり、細長い湖の湖岸を行くようになりました。美和湖と云うそうです。
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その湖畔の道が終わったころ、天竜二俣以降で、最も多きな街に入りました。高遠という街です。城下町らしく、高遠城址への青看板が至るところに。茅野方面への国道152号線を走ってると、街並みは終わってまたも谷底を行く登り坂。地図によると茅野まででこれが最後の登り坂。

家へ帰りついて知ったのですが、しらびそは南アルプスの絶景ポイント。分杭峠はゼロ磁場のパワースポット。高遠城址も桜の名所でした。よく調べてから行くべきだったかも

15:30 | '07.08杖突峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

杖突峠

高遠の街からの国道152号線は超快適な道、谷底を左へ右へ。道幅は広く舗装状態も良好。何しろ交通量がありません。見通しも良く、まさしく最適なツーリングロード。

高遠から約20分、快適なその登り坂は突然終わり、正面に素晴らしいパノラマが広がりました。杖突峠というところです。峠の頂上にあるドライブインの駐車場にバイクを停めて、何故か有料100円の展望台にあがります。

展望台から東方向をのぞむと八ヶ岳。
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正面は霧ヶ峰の山
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西には諏訪湖の蒼い湖面。
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いままで何度も来たことのある茅野の周辺に、これほど景色の良いところがあるのを始めて知りました。時間は既に16時半。名残惜しいですが、杖突峠をあとにします。

この写真はどれも拡大します

16:03 | '07.08杖突峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

富士見峠

杖突峠を下ると茅野の街。国道152号線はこの先も北上を続け、大門峠を越えて信州上田まで続いてますが、僕はここから国道20号線甲州街道を上ります。

甲州街道は緩い登り坂。太陽を背に受けて信州の田舎道をひた走ります。諏訪南IC入口を過ぎてちょっと走ると富士見峠。それほど登った気はしませんが、ここから長い下り坂になります。

途中に道の駅があったので休憩します。「信州蔦木宿」というところ。「つたの湯」という清潔そうな温泉があったので、入っていくことにしました。料金は500円。僕にはちょっとぬるめのお湯でしたが、大広間などもあり寝っ転がって、それからコーラを飲んでリフレッシュ。
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18時、蔦木宿をあとにして再び甲州街道を上ります。
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走り出すとすぐに、長野県から山梨県。信州が終わって甲州です。30分ほど走って振返るとちょうど夕陽が沈んだところ。
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さっきの夕焼けから10分後、空の色は劇的に変化して紫色へ。素晴らしい夕焼けを見ることができました。
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その後、甲州街道はいきなり暗くなり、甲府昭和ICあたりでは夕方の渋滞のなかを、トロトロ走ります。甲州街道が片側2車線になってバイパスになったころお腹がすいてきました。くるまやラーメンの看板を発見し、よってきます。久々に食べるくるまやの醤油ラーメンは美味しかった。

20時ちょとまえ、甲府盆地はまっくら。
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石和あたりで甲州街道とはお別れ。国道137号線の御坂みちを行きます。10Km以上続く登り坂をガンガン走り、御坂トンネルを越えて河口湖畔。富士吉田からは国道138号線で、山中湖・篭坂峠・御殿場を通り箱根裏街道。箱根の宮の下からは国道1号東海道。

箱根湯本の先から西湘バイパス。あとは相模湾沿いをひたすら走ります。

22時半を過ぎて横須賀の家に到着。今日は15時間半も走ってました。走行距離は622Km、燃費は20.7Km/L。西湘バイパスと箱根新道以外、有料道路はなし。よく一般道だけを走ったものです。

今日走ったルート国道152号線は、大断層「静岡糸魚川構造線」の上を行く道。地学的には大変興味深いところ。1泊ツーリングにして、もうちょっとゆっくり断層などを見て走ってもよかったかも。

でも明日の日曜日にSC40をバイク屋さんに預け、ETC車載機をつけてもらいます。これからのツーリングが楽しみです。

22:56 | '07.08杖突峠 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑