秋になった日の朝

日本列島、特に中部地区を直撃した台風が過ぎ去った翌々日、何となく走りに出掛けました。まだ薄暗い5時半にはスタート。横須賀東海岸北部地区を北上していきます。
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国道16号線は船越で左折して、逗子海岸から国道134号線となります。つい先日まではたくさんの海の家と、たくさんの浜辺を楽しむ方々で賑わってた海岸の風景を台風が変えました。夏の大気は消え去り、秋の空気がやってきたようです。
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七里ガ浜から見る江ノ島も秋の気配。
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湘南海岸をいく国道の路肩には大量の砂。海岸を吹き荒れる台風が海辺の砂を巻き上げ、防砂林を飛び越えて内陸へばらまきました。

早朝の湘南海岸は快適に流れます。逗子の新宿湾から約50分で、ここ箱根新道七曲がりの麓。箱根は秋の気配どころか冬の始まりのような寒さ。
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今日は何処まで行けるか分かりませんが、国道152号線を北上しようと思ってます。
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18:16 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東海道を下ります

箱根新道を登って箱根峠からは下り坂。前を行くゆっくり走るワンボックスについて、ゆっくり長い坂を下ります。浜松あたりまで東海道を走るつもりですが、東名使おうか、それとも国道1号線を行こうか。

結局は下道でいくことにしました。しょっちゅう信号につかまりますが、沼津BPは快調に流れます。が、天気予報通り快晴とはなりません。早く晴れてほしいものです。
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沼津BPは富士市内に入ると、新幹線と並行する高架道路になります。その道は2Kmほど続きますが、この日も新幹線には遭遇できません。

富士では道の駅に寄ってみました。この「道の駅富士」は、日本で最初の道の駅のひとつ。富士川を渡るバイパスの料金所跡にできました。時間はちょうど8時。軽食コーナーのオープン時間。するとトラックドライバーが数人トラックから降りてきて、券売機で食券を買い蕎麦とかうどんを食べ始めました。その数7~8人。多分美味しい蕎麦なのでしょう、僕もお腹がすいてきました。
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かけそばは300円。財布のなかの小銭は290円。あとは1万円札。軽食コーナーのオバサンに「両替してください」と云うと、「ごめんなさいね。私たちは社員じゃないからお金扱えないの。9時まで待って」だって。せっかく蕎麦を食べるモードになったのに残念です。

道の駅を出発すると長い富士川を渡る橋。ここからは富士由比BP。当面信号は無く、海沿いの道を快適に走ります。由比の先では東海道線下り電車と並んで走ります。というか80Km/hで走ってますが、追い越されてしまいました。電車は速いですね。

今では静岡市と合併した清水市街に入ると、すぐに東名清水ICでその先は静清BP。1車線の対面通行の高架橋が延々と続きます。
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長いトンネルをぬけると安倍川を渡る長い橋、それからもうひとつ長いトンネルの先はトロロ汁で有名な丸子です。その丸子のはじっこにはレストラン東海道。このドライブインはバイパスができる前からありました。昔深夜にラーメン食べた記憶があります。30年ほど前のこと。道の駅とかコンビニとかは無かった昔のことです。
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蕎麦を食べるモードになってるので、次の道の駅、宇津ノ谷峠に寄ってきます。
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残念なことに軽食コーナーはオープン前。9時を過ぎても開店しません。煙草を1本吸って、次の道の駅に向かうことにしました。蕎麦が食べたいモードは強くなるばかり。
16:15 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

東海道、掛川あたり

宇津ノ谷トンネルをぬけると、藤枝BP。青空がだんだん広がってきました。このあたりは山深くトンネルばかり。それと大河。富士川から始まって安倍川、そして今渡ってるのは大井川。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」なんてうたがありました。ちょっと横眼に見ただけですが凄い水量です。
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大井川を渡ると、牧の原台地への長い坂を登って行きます。このあたりは日坂BPと云うそうです。次の道の駅、菊川に到着。今度こそ、蕎麦を食べられるでしょう。
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道の駅内は新鮮野菜を買い求めるすごい人の数。多分、安くて美味しいんでしょう。僕は軽食コーナーへ直行。
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注文したのはこれ、とろろ蕎麦650円。多分自然薯でしょう、すごく旨みのあるとろろです。蕎麦は打ちたてとのことですが、まあ普通に美味しい蕎麦でした。
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美味しいとろろ蕎麦でお腹が温まり、先を急ぎます。掛川BPも終わり、ちょっとだけ信号の多い一般道を走ります。
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セルフスタンドを見つけて給油。これから国道152号線で山の中に向かうので、ここで満タンにしときます。
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一般道はすぐに終わり、袋井BPと磐田BPが続きます。その磐田BPのどっかのICから一般道。天竜川の堤の上を走る県道を探して暫くウロウロ。河岸段丘の坂を下ってしばらくいくと、遠鉄ストアの先に堤防を見つけました。

11時ちょうど、天竜川堤に到着。横須賀から5時間半、改めて静岡県の大きさというか長さを感じました。この天竜川も台風直後でかなり増水してます。
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この天竜川の堤の上の道、県道343号線を北上。まずは国道152号線と合流する天竜二俣を目指します。
16:54 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

天竜二俣駅

天竜川の堤の上の道を北上して二俣の市街に到着。ちょっと天竜浜名湖線の天竜二俣駅によっていきます。

待合室に入ろうとすると、ラーメン屋の看板が。さっきとろろ蕎麦食べてなければ、絶対ここでラーメン食べたでしょう。
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昔、使われてた信号機。
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僕が駅について5分ほど、1両だけのバスのようなディーゼルカーがやってきて停車、3人ほどのお客さんが降りました。
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そのディーゼルカーかそれから5分ほどして、折り返して発車していきました。駅前のタクシー乗り場では2台の客待ちタクシー。さっきから、ドライバー二人で世間話。なんとものどかなローカル線の駅でした。

天竜浜名湖線は、昔国鉄二俣線。東海道本線の菊川-新所原間を結ぶ、浜名湖の北側を走る鉄道。戦前、軍の要請により、東海道線のバイパスとして機能するよう、計画変更され終点が新所原になったそうです。
17:28 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

天竜川、増水

天竜二俣駅をあとにして天竜川の支流、二俣川を渡ってすぐに右折。その道は国道152号線秋葉街道です。しばらくは市街地の続きですが、数分走ると天竜川沿いにでました。台風直後の天竜川はすごい水量。泥水が溢れんばかり。
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雲は多いけど青空が広がり、木々の緑の鮮やかななか、コーヒー牛乳色の濁流を見なが国道152号線のワインディングを楽しみます。一旦天竜川の西岸に渡ったところの信号は何故か消灯。その先のトンネルも真っ暗。このあたりは台風の影響か停電してるようです。前をいく自家用車がいきなりハザードを付けました。停車するかと思いましたが、普通に走ってます。意味がわかりませんが、多分真っ暗なトンネル内でのドライバーの自己防衛でしょう。

次のトンネルも真っ暗。前をいく車は再びハザード。そのトンネルを出ると何と国道は通行止め。右への迂回路へ進むよう、お爺ちゃんの警備員が誘導してます。その道はトンネルが出来る前の国道。しばらく細い道を走って、細い橋で天竜川を渡ります。

川を渡って天竜側東岸の細い道を北上していくと、濁流を放水してる秋葉ダムの脇にでました。全ての水門が開かれ、まるで滝のように濁流が迸ります。
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その秋葉ダムの上を走り再び天竜川西岸に戻ります。そのダムの上からみた秋葉湖。超満水です。これでは放流せざるを得ません。
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ダムの上の道は天竜川西岸に達するとトンネルになり、そのトンネルを進むと国道152号線とのトンネル内交差点。そこにもお爺ちゃんの警備員さんが居て、秋葉街道を南下する車を迂回路へと誘導してました。

秋葉ダム脇のトンネルをでると、国道はいたるところで土砂崩れ。もしかしたら、土砂崩れだけでなく秋葉湖が増水し、国道が湖水に沈んだのかも。
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秋葉湖が普通の天竜川に戻るあたり、国道152号線はこの先の交差点で右折して天竜川を離れ、支流の水窪川に沿った道となります。ここもコーヒー牛乳色の川。
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同じ場所から昔撮った写真がありました。比較すると、まるで別の川のようです。
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この先、水窪からヒョー越林道などを走り、行けるところまで行くつもりですが、どこまで行けるでしょう。もし、「しらびそ」まで行ったとしたら、天竜まで戻ろうか、それとも茅野まで国道152号線を行こうか、考えながら走ります。
23:14 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

林道 青崩線

国道152号線秋葉街道は大井橋の手前で天竜川本流とは離れ、水窪(みさくぼ)川に沿った1.5車線の深い渓谷沿いの道になります。しばらく走ると、渓谷を渡る鉄道橋がありました。JR飯田線です。その鉄路は愛知県の豊橋から信州の辰野までの長距離をほぼ天竜川に沿って走るローカル線、しかも電化されてる路線です。飯田線は元々地方の民間鉄道4社の路線が、国鉄として1本の飯田線となったもの。何と約200Kmの路線を6時間掛けて走る普通電車があるそうです。

そのローカル線が天竜川を一時離れ、水窪の町を通ってます。地図で見るとわざわざ長大なトンネルを2本掘り、天竜川から離れた水窪を通ってるのが何か不自然。その間の天竜川沿いに鉄道建設は厳しかったのか、水窪ダムを作るためか、それとも何かの利権の問題か、その理由は分かりません。その水窪町、今では浜松市の一部になってます。

秋葉街道をバイクで走ってると、水窪市街というか集落はあっという間に通過して、谷間を行く地方国道になります。するとまるで高速道路があるような青看に緑の表示、三遠南信道。なんでも浜松市の東名と飯田市の中央道を繋ぐ建設中の高規格道路とのこと。

ここで信州方面へ向かう道を真っ直ぐ行かず、衝動的に「青崩峠」方面へ行ってみることにしました。ここまで国道152号線を走ってきましたが、この青看に「国道」の表示はありません。
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青崩峠とは、国道152号線の何ヶ所かある未開通区間のひとつで、中央構造線上の特殊な地質のため車道を開通させることは、今の土木技術では無理だとか。

その青崩峠へ行く道は国道152号線ではなく、林道青崩線。その林道の向こうの立派な道路は三遠南信道の一部だと思います。かなりの高規格道路です。
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その高規格の三遠南信道とはここで交差。このトンネルは草木トンネルと云って、青崩峠の東隣りの兵越峠へ向かう沢へ続くトンネル。立派なトンネルを掘りましたが、最近になって、この先の兵越峠を貫くトンネルも技術的に難しいことが分かり、この草木トンネルは無駄になったようです。
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青崩林道は、こんな清流に沿った急勾配の道。この先で左へのコーナーがあり勾配はさらにきつくなります。
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しばらく進むと、道路上に大量の土砂。台風の直後なので仕方ないでしょう。
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路上の土砂はだんだん多くなり、僕の腕とビッグバイクではこのあたりが限界。
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こんな山の中で無理してコケたら大変なことになるので、ここにバイクをおいて歩いて青崩峠を目指すことにします。
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どんな険しい峠でしょう、青崩峠。
21:54 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

青崩峠アプローチ

林道青崩線を歩いて登っていくと、その舗装路は川のようになりました。路面全体を水が流れてます。この先で道路が少し広がってるのは駐車場のようです。つまり青崩峠への道で車で行けるのはここまで。
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杉木立の中に、看板と登山道のような道が見えてきました。
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その車道の終点には「塩の道」と書いた石碑がありました。秋葉街道は山国の信州へ貴重な塩を運んだ道です。
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林道青崩線の舗装路はここで右に曲がり、あそこが終点。あの先は林業の関係者しか入ることはできません。
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目を先に戻すと、「青崩峠へ徒歩20分」と書いた立て札がありました。20分で行けるんだったら行きましょう。
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と思って、山道を歩き始めて10mほど。登山道はここで崩壊してました。
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登山道と云うか遊歩道というか、その道は川になって普通に歩いては行けそうもありません。残念ですが、仕方ないので青崩峠をあっさり諦めます。

土砂だらけの林道の脇に置いてきたバイクのUターンはできるでしょうか。
22:13 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

水窪ダム

青崩峠を諦めたとき、時間はすでに13時。国道152号線というか三遠南信道との分岐まで戻ります。その三遠南信道の高規格道路を走り草木トンネルをぬけます。その道は兵越林道となってて、まっすぐ行けば兵越峠を越えて長野県。それとも水窪ダム経由で浜松方面に戻ろうか。

結果、秋葉街道北上ではなく水窪ダムへ向かうことにしました。水窪ダム経由山住峠を越えて県道389号線、ツーリングマップルで紫色の渓流沿いの道を行くことに決定。

水窪ダムへ向かう林道を走ってると、まるで下栗のような山の斜面に根付く集落がいくつかありました。天竜の山の奥深さを感じます。
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水窪川のそばまで降りてくると、道は川沿いを行くようになります。
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ダムへ行くには水窪川沿いの道を離れ、山の中へ入っていきます。行く手には水道管。多分水窪ダムで取水した水を発電所へ流すための管でしょう。
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壁のようなロックフィルダムが見えてきました。水窪ダムです。このダムは電源開発がつくった、発電専用のダム。
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水窪湖の湖水はやはりコーヒー牛乳色。ほぼ満水です。ここは売店も展望台もなにもないところ。ベンチすらありません。
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水窪ダムから山住峠へいく林道(天竜スーパー林道)を行こうと思ってましたが、通行止め。
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天竜スーパー林道は、ここ水窪ダムから山住峠を通り尾根伝いに秋葉神社あたりまで続く林道で、山住峠から先の区間は走ったことがあります。ここからは始めてだったのに。台風の後じゃ、しょうがないか。
21:52 | '11.09天竜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑