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幸浦IC→白河IC

金曜日の飲み会をパスできました。だから土曜日は早朝からバイクに乗ることができます。本当に久しぶり。天気予報を見ると、北に行くにつれ快晴の確率は高いようなので、行先は決めずにとりあえず「東北道を走ろう」と思いました。

土曜日の朝5時に起きて、一人で朝ご飯です。土曜日なので家内も子供もまだ寝てます。6時に家を出る時、家内が起きてきました。簡単な挨拶、「気をつけて」と「行ってきます」

持ってくものは、万が一の雨合羽。これはこの前ラフ&ロードで買ったやつで、まだ未使用です。それと温泉タオルにツーリングマップル。東北版にしようか迷いましたが関東甲信越版。それほど遠くへは行けません。

外へ出るとかなりの温度と湿度。日中はそうとうに暑そうです。タイヤロックとカバーを外し、バイクをそろそろと引き出します。ETCカードをセットしてチョークを引いてセル始動。一発で図太い音が響き始めました。エンジンを温めながら前後のタイヤチェックとランプテスト。チョークを戻して6時10分にスタートしました。空いている国道16号線の上り線を走り、田浦のセルフで満タンにします。ツーリングに行く時のいつもの習慣です。2.5リッターしか入りませんでした。

船越からトンネルをひとつ越えると横須賀最北の街、追浜です。追浜駅前を過ぎるとすぐに横浜市内に入り、金沢八景を右折して八景島方面へ。シーサイドラインとしばらく並行して走り、国道357号線に入ります。そして幸浦から首都高湾岸線。
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空いている湾岸線を制限速度+αで走りますが流れはもっと早く、僕は最左車線を自分のペースで走ります。横浜ベイブリッジを渡ると大黒JCTを横羽線方面へ。ギヤを4速に落とし、エンジンの回転数を上げて、ここの270度カーブをスピードを落とさずに走ります。まだ新しいタイヤが路面に吸いついてるのが分かります。いい感じです。

横羽線に入るとかなりの交通量。みんな湾岸線と同じペースで走ります。制限速度は20km/hも低いのに。車両は多いですが快調に走り、大師、羽田、平和島、芝浦、浜崎橋と過ぎ、大好きな都心環状内回り。江戸橋JCTへの坂を駆け上がり、箱崎方面へ。ここはいつでもノロノロ運転です。隅田川を渡ると、ペースはもとに戻ります。

堀切・小菅とふたつのJCTを通過すると、たまにペースがガクンと落ちます。理由は交通量が多いから。都内を貫けるには、ちょっとスタート時間が遅かったようです。川口JCTを過ぎると東北道。流れるペースはさらに上がります。

浦和本線料金所を減速して通過。再び加速。巡航速度まで持ってくると、ギヤは5速に入れっぱなしです。すぐに岩槻ICを通過。ここが東北道の起点だった時期がかなりありました。そのころは首都高を北池袋で降りて、慢性渋滞の国道122号線をよく走ったものです。

7時40分、蓮田SAに到着。幸浦からは1時間15分。多少混雑してた割にはいいタイムです。ツーリングの待ち合せポイントらしく、すごい数のバイクです。ここではトイレと煙草一服のみですぐのスタート。はやく行かないと館林や佐野あたりが混みそうです。
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羽生PAを過ぎると、利根川を渡り群馬県へ入ります。東北道で「群馬」は以外な気がしますが、天気予報などで右下に突き出した群馬県の形を思い出すと納得。次に渡る大きな川、渡良瀬川を過ぎると栃木県。東北道は栃木県に入って最初の佐野を過ぎて、やっとアップダウンが始まります。それまでは関東平野の平な道。

ここまでくると、周りは田舎の風景です。遠くに見える山と田圃と送電線。最近できた北関東自動車道とのJCTを過ぎると都賀四方PA。眠くなったのでちょっと休憩。
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煙草を吸いながらツーリングマップルをパラパラ見ます。どこまで走ろうか。日光は近いし福島はちょっと遠いので、那須あたりにしようか。西那須野塩原でおりようかと思いましたが、白河まで行くことにしました。僕の持ってる2007年版ツーリングマップルでは工事中の甲子(かし)トンネルが開通したという話を思い出したからです。それに白河ラーメンも本場で食べてみたいし。

さっきの蓮田とは大違い。空いてます。
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本線に戻り鹿沼の手前の道路表示板にびっくり。矢板で渋滞6km、通過に85分だって。何かの間違いじゃないかと思いましたが、大谷PAのちょっと手前から渋滞が始まりました。3車線すべての車が全く動いてません。僕はバイクなのでゆっくりすり抜けさせて頂きます。宇都宮ICから先、片側2車線となっても、車の流れは回復しません。渋滞の列の間を30km/hぐらいで走ります。

20分ほど走って、その渋滞の原因の場所に到着しました。玉突き事故です。追越車線を事故車が3台とパトカーが1台。路肩にも、おかまを掘られた車が1台とパトカーが。一見したところ重傷者はいないようですが、何人かが中央分離帯に座っており、警察官と数人のオジサンが路上で話をしています。現場検証もこれからのようです。1車線に絞られたネックのところでは、事故見物のため車の流れは超ノロノロ。「何とか1台迷惑千台」という標語を思い出しました。渋滞解消には半日は掛るでしょう。

そこから先は超快適なハイウェイ。交通量は極めて少なく、走行車線を100km/hちょっとで巡航します。そして次の休憩ポイント黒磯SAに到着。ここは新しくICを併設したPAです。売店がコンビニだったのには驚きました。民営化後にできたPAでしょうか。
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福島県に入ってすぐ、10時20分に白河ICへ到着です。横須賀から4時間。渋滞もあったためけっこう掛りました。東北道方面に行こうと持ったら、やはり3時出発でしょうか。料金所にあった「白河」という看板だけが異常に古く、多分開通当時のものを現在まで使っているのでしょう。
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東北道の料金は1,800円でした。それにしても、かなり暑いです。この時間だとラーメン屋開店には多分早いので、とりあえず白河駅へ行ってみます。ラーメンマップもあるかもしれません。
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12:37 | '09.07那須 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

白河といえば・・・

東北道の白河ICをおりて国道4号線を市街地の方へ向かいます。すぐにセルフスタンドがあったので給油しましょう。12リッター入りました。ここまで260km走ってるので、燃費は20km/リッター以上です。

大きな東北新幹線の橋の下を通り、国道を右折。白河駅前にやってきました。
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広い立派な駅前ですが閑散としてます。「新白河」の駅ができて、寂れてしまったのでしょうか。駅前のタクシーの列はいつになったら動くのでしょう。

駅構内に入ってみると、さすがに無人駅ではありません。改札は自動ではなく、昔と変わらない駅員さんによる作業です。当然スイカは使えません。停まる電車は上下とも一日に20本ほどで全てが普通電車です。下りは郡山行、上りは黒磯行が大半。
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たしか、黒磯駅は直流電化と、交流電化との分岐駅。常磐線の取手の北側のように走りながら交直流を切り替えるのではなく、停車中に切り替える方式だと、昔テレビで見たことがあります。それを思い出していれば、今日、黒磯駅でその切り替え作業を見てきたかもしれません。

この駅から、僕は一度だけ列車に乗ったことがあります。祖父・祖母の行きつけだった湯治場がこの近くにありました。ある年のこと、祖父・祖母と一緒に湯治場で夏休みを過ごしてた僕は、迎えにきた車の定員オーバーとの理由から、ここ白河駅から上野行きの普通列車に乗りました。

それは電気機関車で引っ張る木製の車両でした。午前中に白河駅を発車する列車に乗って、黒磯で駅弁を買って食べたところまでは楽しかったのですが、それからは、何度も何度も特急や急行電車に抜かれ、上野駅に着いたのは夕方でした。大宮を発車すると、「もうトイレは使えません」とアナウンスがあったのを覚えてます。

昔話はさておき、駅前を10分ほど歩きまわってみましたがラーメン屋がありません。駅の向かいの裏通りに1軒ありましたが開店前のようです。白河ラーメンのお店は喜多方のように集中していないようなので、バイクで探すことにしました。

旧奥州街道を白河関の方に向かって走ります。5分も走らずすぐに、それらしいラーメン屋が見つかりました。ちょうど11時になったところで、迷わずここで食べることとにしました。街中なのに駐車場もあり、もしかしたら有名店かもしれません。
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お店にはいると、案の定メニューはラーメン系しかありません。この日、僕は一番の客でした。中華そば550円を注文すると、家族づれのお客さんが入ってきました。そのすぐあと、サラリーマンも入ってきました。期待できそうです。
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そして運ばれてきたラーメンがこれ。小さめのドンブリに溢れんばかりのスープ、僕の好みです。レンゲは使わず、ドンブリを持ってラーメンをすすります。
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喜多方まこと食堂ほどの感動はありませんが、かなり美味しい、あつあつのラーメンです。特に麺の風味と歯ごたえがいいです。スープは風味の良い、いい醤油を使ってるようですが、ダシの取り方がちょっと足りないかもしれません。昼過ぎに行くと、多分もっと美味しいでしょう。

家へ帰ってネットで見ると、白河では有名な老舗でした。一度、家内と子供に食べさせたいラーメンです。

ラーメンを食べ終わって11時20分。白河市街地からいちど国道4号線へ出て、ここを左折。甲子トンネル方面に向かいます。
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12:37 | '09.07那須 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

国道289号線、甲子道路

僕の持ってるツーリングマップル2007年版では点線ですが、「甲子(かし)トンネルが開通して白河と南会津がほぼ直線で結ばれた」と聞いたのは2008年の秋だったと思います。

国道289号線も走ったことがないので、是非とも走りたい道でした。国道4号線の東北新幹線と並行してるところを西へ曲がります。まっすぐ行くと国道121号線、会津西街道だって。トンネルが開通した証拠です。
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甲子トンネルへ至るこの道もツーリングには最高の道です。遅い先行車がいなければ、ゆるいコーナーと登り坂が連続する楽しい道。3速~5速を繰り返し、いくつものコーナーを通過していきます。この国道に入ってから20分でこんな山の中までやってきました。それにしても、よくこんな山の中にほぼ直線の道を作るものです。
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甲子トンネルの手前に長いトンネルが2つありました。そのひとつめ、「きびたきトンネル」は変わったトンネルです。トンネル内ほぼ全線が緩やかなカーブで、左へそして右へ曲がってます。

そして今日の目的地のひとつ、昨年開通した甲子トンネルです。全長は4km以上もあります。一般国道のトンネルとしては、かなり長いトンネルだと思います。
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プレートをよく見るとトンネル貫通は、開通にさかのぼること1年半前の2007年3月。
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トンネル内はこのとおり。どのトンネルも中は大差ありません。
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空いてるトンネルを法定速度とちょっとで駆け抜けると、そこは会津です。この道もトンネルの開通に併せてできた新しい道、かなり高規格です。
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途中でちょっとクネクネしたところがありましたが、そこも道路の付け替え中とのこと。こんな田舎といったら失礼ですが、交通量の少ないところに素晴らしい道を作って、国の財政は大丈夫でしょうか。昨年秋に、国道121号線の大峠道路を走ったときも、同じことを思いました。
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道の周りは森林と山しかありません。会津の山は思ったより深いところです。
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甲子トンネルの会津側へ出たら、国道298号線の旧道を甲子峠まで登ってみようと思ってましたが、行けども行けども、道路案内がありません。会津西街道まではいきませんでしたが、途中、大松川というところでUターンします。
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甲子道路が開通しなければ、このあたりは南会津の名もない農村だったのでしょう。この道路開通が、この山村にどう影響するか。越後湯沢などは、寒村が鉄道と道路の開通により、観光地となりました。道路開通により少なくとも便利にはなりましたが、騒音とか悪い影響も少なからずあると思います。

また、帰りに甲子トンネルをぬけて、全線カーブの「きびたきトンネル」に入る直前、驚きの光景が目に入りました。この新しいトンネルのすぐ脇に、別の新しいトンネルの入口があったのです。家へ帰ってネットで色々調べて、そのトンネルは新しいけれど廃道になったことが分かりました。それと、トンネル内をカーブとした訳も分かりました。

事前に知ってれば、立ち止まり、ゆっくり見て回ったと思います。
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12:38 | '09.07那須 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

甲子峠へ行こうと思ってましたが

国道289号線甲子道路を会津側から走ってきましたが、旧道との分岐点が見つかりません。ツーリングマップルによると南倉沢という集落あたりから分かれていそうなので、その集落に入ってみましたが、それらしい道は見つかりません。神社の裏手に続く道をのぼっていくと、国道っぽい古い道にでました。旧道に遭遇できたと思い、喜んでその道を少し進むと、元の甲子道路に出てしまいました。

諦めて、甲子道路を甲子トンネルにむかうと、トンネルのちょっと手前に旧道っぽい道への分岐点を見つけました。ここを左へ行くと旧道かもしれません。
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林のなかのゆるい登り坂の道です。まず間違いなく、甲子峠へ続く旧国道でしょう。しばらく行くと、突然行き止まり。でもこの道で当たりです。
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通行止めで車は行けませんが、バイクなら入って行けます。迷わず進入します。
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僕の持ってる2007年版ツーリングマップルによると甲子峠までは舗装路のようで、「峠からの眺めはすばらしい」と書いてあります。それを信じて進んでいくと、道は狭いダートになりました。2kmほどは何とか走っていきましたが、どこでUターンできなくなるか分かりません。携帯は通じないし、万が一コケたら足場の悪い道ではひとりで起こせないかもしれません。ちょっとした下り坂でも、前輪を突っ込んだら、重たいSC40は押し戻すことはできません。だんだん不安になってきました。

断腸の思いで、このヘアピンカーブのところから引き返すことにしました。
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エンジンを停めると、川のせせらぎと鳥の鳴く声しか聞こえません。えらい山の中まで入ってきてしまいました。慎重にUターンして、今きた道を戻ります。残念です。
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12:38 | '09.07那須 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

那須高原を走る

甲子道路をここまで戻ってきて、那須方面に行くことにしました。僕の持ってるツーリングマップルでは、ここを右に曲がると那須甲子道路という有料道路で、930円かかると書いてありますが、表示板には有料とは書いてません。無料開放されたことを信じ、右折します。
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路面はそれほど良くありませんが、楽しい道です。エンジン回転数を3,000~5,000回転ぐらいでこまめにギヤチェンジし、楽しくコーナーを走ります。途中で、福島県と栃木県の県境を越えました。
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かなり走り甲斐のある道で、膝とか腿が痛くなってきたころ、ワインディングは終わりました。途中料金所の跡地らしいところを通過し、気付くとかなり涼しいところまで登ってきました。そして前方にが那須の山々が見えます。
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そこから道はまた昇りになり、いくつかのヘアピンを抜けるといきなり料金所がありました。那須高原有料道路です。料金は260円。こっちも無料開放かと思いましたが、そう甘くはありません。それからロープウェイ乗り場を通り過ぎ、車道の一番高いところ、峠の茶屋の駐車場まで登ってきました。
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空気は涼しく爽快ですが、今一つ視界が良くありません。展望台から黒磯方面を望んでも、白一色です。振り返って再度、山の方を観ます。地図によると前方のなだらかな草原みたいなところは、朝日岳の尾根だと思います。実際には草原でなく熊笹だと思いますが。
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湯元方面へくだっていくと、途中に展望台がありました。ここからだと、なんとか那須高原全体が見渡せます。
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そして、賽の河原。似たような場所が草津や恐山にありました。
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那須の湯元温泉街をぬけてここを右折します。今日はこれから板室へ行き、温泉に浸かってから帰ろうと思います。
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時間は14時。帰りのことを考えると、あまりゆっくり温泉には居られませんがせっかく那須温泉郷に来たんですから、ひと風呂浴びてきます。
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12:39 | '09.07那須 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑