山陰本線 余部橋りょう

丹後半島の伊根町で一泊して、次の日僕たちは日本海に沿ってR178を西に向かいました。快晴だった昨日の名残で午前中は日差しがありましたが、昼からは曇りです。城之崎温泉、蟹で有名な香住を過ぎ、小さな峠を越えると、日本海に面した小さな谷に架かる巨大な鉄橋が突然目の前に現れました。余部橋りょうです。
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「山陰地方には明治時代に作られた当時東洋最大の鉄橋がある」とは聞いてましたが、突然目の前に現れるとは思ってもみませんでした。実際に見ると、その大きさに驚かされます。現代のスマートな構造物にはない威厳と風格を備え、美しささえ感じます。

と、ちょうどそのとき、列車の近づく音が聞こえました。そして京都方面から2両編成の気動車がやってきて、橋りょうをゆっくり通過していきました。時折国道を通過する車の音と波の音以外、静寂だった谷にそのときだけ轟音が響きます。IMG_5895.jpg

この橋りょうから列車が転落し、多数の死傷者が出たとニュースで見た覚えがあります。この小さな集落に、天から列車が降ってきたのです。さぞ凄惨な光景だったことでしょう。この事故で無くなった方、被害を受けた方には心よりお見舞い申し上げます。

この橋は海に面しており塩害がひどく、また老朽化が進んでるため架替え工事が始まったそうです。これは致し方ないとは思いますが、信越線の碓氷峠と同様、未来へ継承する建築遺産として、後世に残せるものなら残してほしいと思います。一生のうちに、もう一度は見に行きたいと思ってます。
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